ローコスト住宅建てるなら致命的!依頼してはいけない業者の見分け方

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ローコストの家を建てる時、どんなことに注意したらいいのだろう?
「安かろう、悪かろう」を防ぐためには、何を知っておくべき?

できるだけ安く住宅を建てたいというとき、ローコスト住宅を売りにしている会社へ依頼しますよね。

でも、ちょっと待ってください!ローコスト住宅を建てるとき、一番重要なのは「業者選び」です。ローコスト住宅が売りだから、とローコストで理想の家が建てられるとは限りませんので、注意してください。

価格が安くても、品質の悪い家を建てられてしまっては、夢のマイホームが台無しです。慎重に業者選びをして、安心して家づくりを進めていきましょう。

この記事を読むと、ローコスト住宅を建てる前にチェックしておきたい「危険な業者の見分け方がわかります。あなたが依頼している業者、または依頼しようと考えている業者が当てはまらないか、チェックしてみましょう。(依頼する前に、施工現場を見学するのがおススメです。)

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地鎮祭の時にチェックできる!施工業者のよしあし

地鎮祭でわかる頼んではいけないローコスト注文住宅の業者
ローコスト住宅を建てる際は、業者が手間やコストを省くために水盛り遣り方を適当におこなう場合があります。水盛り遣り方は、家を建てる基礎を作るために、一番初めに行う工事です。これを適当にされると、図面と異なるマイホームが建ち、位置や大きさ、高さなどに不具合が出てしまいます。

業者と建主が一緒におこなう地鎮祭のときも、手抜きやおかしな点がないかしっかりと確認する必要があります。

工事の安全を祈願する「地鎮祭」ではしっかりと確認が必要

通常、家を建てる際は、工事に先立ち安全を祈願する地鎮祭がおこなわれます。地鎮祭では、地縄張りと言って、施工業者が敷地内にビニール紐などを使ってマイホームの位置や大きさ、形などを表しています。そして、その地縄張りによって建主や設計者は建てる家の位置や大きさを確認するのです。

地縄張りで表された位置や大きさなどは厳密なものではありませんが、大体の状況確認は可能です。特に、変形した敷地に家を建てる場合は、設計図とのズレがないかしっかりと確認しておく必要があります。また、高さ制限がある場合は高さについても検討が必要です。

実際に工事が進みだすと、移動や変更は難しいため、この地縄張りにてマイホームの位置や大きさ、高さなど確認しておくことは非常に重要なのです。

家を建てる際の高さの基準となる「GL」には注意も

GLとはGround Lineの略で、家を建てる際の高さの基準になる地盤面のことです。GLは施工業者が決めるか、設計者が決めて施工業者へ指示するかのどちらかで決定します。

GLが高くなってしまうと不自然な階段が必要になったりしますし、GLが低いと水はけが悪くなったりします。GLを適当に決めるとそこに住む人たちが不便な思いをしてしまうのですが、施工業者の中には、掘る土の量を抑えてコストを下げるために適当にGLを決めるところもあります。

手間やコストを省くためにいい加減に水盛り遣り方をする業者に注意

基準となる高さを決めて墨でマークすることを「水盛り」といい、水盛りによって高さを決定した後は電柱などに印(ベンチマーク)をつけて作業を進めていきます。そして、建てる家の位置を正確に出すために杭や貫を打ち付けて作る仮設物のことを「遣り方」といい、これらの作業を「水盛り遣り方」と呼びます。

水盛り遣り方は建てる家の場所や高さを決める重要な作業なのですが、手間やコストを省くために業者が適当にやってしまう場合もあり、後になって建てた家の場所や高さ、間取りなどに不具合が見つかって工事を一部やり直すことになることもあります。

業者にとっては、地縄張りや水盛り遣り方は細かく考える作業が増えて面倒に感じる部分でもあるため、ローコスト住宅だといい加減にやられる可能性があり十分注意が必要です。

家を建てる際の根切りが浅い

根切りが浅い業者の施工は注意
ここで紹介する「根切り」も手抜き業者と良い業者の差が出るポイントです。
まずは、根切りの内容を確認していきましょう。

「根切り」とは基礎のために土を掘ること

家を建てるには土台となる基礎をつくる必要があり、基礎のために土を掘ることを「根切り」といいます。通常、家の土台となる基礎コンクリートを地面に固定させるために、連続した溝を掘っていきます。

この溝の大きさは幅50cm前後、深さ30cm前後で、掘った溝に基礎をつくり、設定した地盤面の高さまで土を埋め戻したら基礎が固定され、丈夫な土台ができあがります。

根切りは家を建てる際に、重要な作業・工程であり、ここが疎かになってしまうと家の耐久性や耐震性にも影響が出てしまいます

手間とコストの削減で根切りを浅くする業者

手抜き業者は、この根切りをできるだけ浅くしたいと考えています。現在は、根切りの際、機械で土を掘るためどれだけ深さがあっても掘る分には困らないのですが、掘り出した土の処分に手間とコストがかかるため、コストを抑えたい業者は根切りをできるだけ浅くしようとするのです。

建てる家の敷地が広い場合は、掘り出した土を敷地内に積んでおくことができますが、敷地が狭い場合は敷地内に土を積むことが難しいため、土を敷地外に一度運び出さなければなりません。

土の運び出し、そして、処分にかかるコストは1㎡あたり5〜6千円かかるため、業者にとって大きなコストとなってしまいます。

さらに、基礎をつくって土を埋め戻す際に、掘った土だけでなく、別に良質な土を購入して使う場合もあるため、余計にコストがかかり業者の利益が減ってまうのです。

GL(家を建てる地盤の高さ)を基準に土を掘る前提で工事前の見積もりが作成されますが、設計者からの指示がなく、手抜き業者が水盛り遣り方をして高さを自由に決める場合は、コストを抑えるために土を運搬しなくていい高さを基準にしてしまいます。

手抜き業者が自分たちの手間やコスト・利益を重視し、土の量が少なくなるよう高さを決めることで、完成した家の基礎が地面の上に飛び出してしまうこともあるのです。

凍結深度お構いなしの手抜き業者も

手抜き業者の中には、凍結深度お構いなしで土の掘る量や高さを決める場合もあります。凍結深度とは、土が凍る深さのことで、地域ごとに異なります。凍結深度よりも浅い位置に基礎がつくられていると、地面が凍ったときに基礎が持ち上げられてしまい、住宅の耐久性や耐震性が大幅に損なわれてしまいます

通常は、凍結深度も考慮したうえで、正しい深さで根切りをおこなう必要があるのですが、手抜き業者はそんなことしませんので、十分に注意が必要です。

逆に言えば、良い業者は根切りをしっかりとおこなっています。

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ローコスト住宅の場合は砂利を撒くだけで突き固めはしない!?

ローコスト住宅の場合は砂利を撒くだけで突き固めはしない
手抜き業者は、基礎づくりのために土を掘った部分に、砂利を撒くだけで突き固めをしないため、基礎コンクリートの強度が得られない可能性があります。

良い業者は、砂利を撒いた後にしっかりと突き固めをしますので、手抜き業者と良い業者を見分けるポイントにもなります。

ここでは、なぜ突き固めが必要なのか?についても触れていますので、覚えておきましょう。

基礎をつくる部分には砂利を撒き突き固める

原則、家を建てる際は、土を少し堀り、土質の安定した地盤面に基礎をつくります。なぜなら、地表に近いところは、土質が不安定で軟弱な可能性があるためです。

そして、土を掘る際は機械を使うのですが、機械はおおまかにしか掘ることができないため、掘った場所の底が荒れてしまいます。そのままコンクリートを流し込んだ場合は、土と混じってしまって基礎コンクリートが必要な強度に達しなくなるため危険です。

そのため、通常は、地面と接する部分に砂利を撒き、しっかりと突き固めたうえでコンクリートを流し込みます。そうすることで、コンクリートを流し込む型ができ、基礎からの荷重が地盤に適切に伝わるようにもなります。

ただし、撒いた砂利をしっかりと突き固めないと、掘った土を戻した後に土の体積の収縮により地盤面が沈下する可能性があるため注意が必要です。また、地盤の良い場所に家を建てる際は、このような作業は必要でない場合もあります。

砂利を撒くだけの場合は手抜き工事

前述の通り、通常、砂利を撒いた後は突き固めをしなければなりません。突き固めをしていないと地盤面の沈下のリスクがあるためです。

ところが、手抜き業者は砂利を撒いた後に突き固めをせず、そのままコンクリートを流し込む場合があります。砂利を突き固めるのに大きなコストがかかるためです。

基礎部分に関しては、土で埋めるため、中がどうなっているかを確認することはできませんし、素人が中を見たとしても手抜きであることに気づけません

また、地盤の弱い場所で、砕石だけ撒いて突き固めもせずにそのまま土を埋め戻す手抜き業者などもあります。本来であれば、地盤改良などの補強が必要な場所でも、補強工事もおこなわず平然と手抜き工事をしますし、何かあったら責任転嫁をするなど、手抜き業者のその手口や対応には呆れるばかりです。

家を建てる際に「捨てコン」をしていなければ手抜き!?

家を建てる際に「捨てコン」をしていなければ手抜き
基礎部分は早い段階で表から見えなくなりますし、素人には判断がつかないため業者が手抜きをしやすい部分でもあります。
注文住宅など家を建てる際に、捨てコンをしていない場合は、基礎部分の強度に問題が生じるため要注意です。

基礎の正確な位置を出して強度を得るために重要な「捨てコン」

基礎をつくる部分の土を掘り、砂利を撒いて突き固めをした後は、「捨てコン」と呼ばれるコンクリートを流し込み平らにします。捨てコンは、基礎コンクリートを正確に施工するために流し込む鉄筋などの入っていないコンクリートのことです。

捨てコンを流し込み、ある程度固まったら基礎の位置を測定して型枠を立てます。仮に、捨てコンがなく、基礎コンクリートの下が砕石のままの場合だと、流し込んだコンクリートの水分が地面に吸収されきちんと固まらなくなってしまいます。

捨てコンがあれば、基礎コンクリートの水分の吸収を抑え、しっかりと固まり必要な強度も得ることができます

基礎の耐久性にも影響する「かぶり厚さ」を確保する捨てコン

捨てコンは、コンクリートのかぶり厚さにも影響します。かぶり厚さとは、鉄筋を覆うコンクリート表面までの厚さのことで、かぶり厚さが十分でない場合は基礎の強度に問題が生じてしまい、耐震性や耐久性にも大きな影響が出てしまいます

捨てコンがないと、砕石で凸凹している状態で基礎コンクリートを流し込むとかぶり厚さが不足する部分が出てきてしまいます。捨てコンで平らに均されていることで、かぶり厚さも均等に確保することが可能です。

コスト削減のために捨てコンを省くのはNG

捨てコンをすることでかぶり厚さが均等に確保でき、コンクリートもしっかりと固まり強度を得られます。しかし、業者の中には、この捨てコンを省くところもあります。なぜなら、捨てコンの作業は手間とコストがかかるためです。

捨てコンは、基礎コンクリートよりも薄く施工するので、コンクリートを使う量は少ないですし、強度もそれほど必要はありません。しかし、捨てコンを流し込むためにコンクリートミキサーが必要になるためコストがかかりますし、手作業で流し込んで平らにする場合も相当な労力が必要になってしまいます。

捨てコンをする・しないは手抜き業者良い業者を見抜くためのポイントの1つとなります。マイホームの強度に直結する部分ですので、十分に注意が必要です。

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