30坪の家を建てるときの家造りの流れや正しい手順をお伝えします。
資金計画をしっかり立てることが重要
家を建てるときにはまず資金計画を立てなくてはいけません。
行き当たりばったりの資金計画だと
途中で住宅ローンの返済に困ってしまうかもしれません。
資金計画次第でどのような家になるかも変わってきますから
きちんと時間をかけて考える必要があります。
家造りで成功するか失敗するかはこの資金計画次第とも言われていますから、
妥協することなくしっかりと話を練ってくださいね。
頭金の額を決める
資金計画を立てるといっても具体的にどうすればいいのか分からない、
という方もおられるかもしれませんが、とりあえずは
頭金にどれくらいの額を用意できるか
を算出しましょう。
十分な預貯金があるという方もいれば
両親からの援助で頭金を作るという方もいるかもしれません。
頭金なしで住宅ローンを組むことも可能ですが、
当然月々の返済額は高くなっていきますしできるだけ頭金は用意しておきたいですね。
月々の返済額を算出する
月々の返済額も重要なポイントです。
ここで多くの方が失敗してしまいがちなのが月々の返済額を高くし過ぎてしまうことです。
確かに、月々の返済額を高くすると
それだけ早く住宅ローンは終わるかもしれませんが、
住宅ローンは基本的に長期間支払い続けるローンですから
無理をしすぎると生活がとても質素になってしまうことも考えられます。
せっかくマイホームを手に入れても
生活があまりにも苦しくなってしまうのは嫌ですよね。
どのような家にするか明確にしておく
これも非常に重要なポイントです。
家造りで失敗してしまう方の多くは
漠然と「マイホームが欲しい」と考えてハウスメーカーや工務店へ相談に行きますが、
どのような家にしたいのかということを明確にしておかないと話が進めにくいですし、
ハウスメーカーや工務店の営業マンに勧められるままに話が進んでしまいます。
そのまま家を建ててしまうと
当初の理想と大きくかけ離れた家になってしまうかもしれません。
全員で「どんな家に住みたいか」希望を書き出す
まずはどのようなマイホームを希望しているのか、ということを書き出してみましょう。
この時、家族全員が参加して書き出すことが大切です。
お父さんとお母さんの二人だけで決めてしまうと
お子さんたちから不満が出てしまうかもしれませんし、
家族全員で話し合うことによってイイアイデアが出ることもあるんです。
家族全員できちんと話し合ってプランを決めていきましょう♪
間取りから設備機器まで具体的に
部屋の数や間取りはもちろん、設備機器についても話しておくとイイかもしれませんね。
この話し合いをしている段階でもまだプランはぼんやりとしたものかもしれませんが、
希望を明確にしておくだけでも随分違ってきます。
営業マンとの話もしやすいですし、家の具体的なイメージも見えてくるでしょう。
ただ、間取りに関しては素人がいろいろと弄るよりも
プロの建築士に任せたほうが暮らしやすい間取りになることが多い傾向にあります。
信頼できるハウスメーカーや工務店探し
家族で資金計画や家の希望などをしっかりと話し合ったら
いよいよ業者探しをスタートします。
正直、家造りで成功するか失敗するかは
ここですべて決まってしまうと言っても過言ではありません。
それだけ業者選びは重要なポイントとなります。
業者探しのポイント1「実績とノウハウ」
情報過多な現代社会ですからあらゆる情報が飛び交っていますし、
その中から本当に役立つ情報を見つけるのは困難なことかもしれませんが、
インターネットなどを駆使して信頼できる業者を探してください。
業者探しのポイント2「実績とノウハウ」
大切なのは家造りのノウハウと実績があるかどうかです。
人によっては営業マンの人柄で決めてしまうような方もいますが、
いくら営業マンが素晴らしい人格者であったとしても実際に家を建てるのは職人さんです。
営業マンが設計を行うわけでもありませんし、家を建ててくれるわけでもありません。
営業マンの仕事はあくまでお客さんと契約することですし、会社との橋渡しをするだけです。
営業マンの人柄だけで決めてしまうのはリスキーですよ!
その業者がこれまでにどのような家を建ててきたのか、どんな家に強いのか、
その業者に依頼することでどのようなメリットを得ることができるのか、などを
しっかりと吟味したうえで選ぶ必要があります。
業者によって得て不得手がありますし、
特色も違ってきますからそこをしっかり理解することが大切ですね。
慎重に業者を探して選んでください。
設計図をもとに見積りを依頼する
実際にどこに工事を任せるか決めることができない、という方もおられるでしょうし、
中には少しでもお値打ちな価格で家を建てたいという方もいるでしょう。
ハウスメーカーや工務店を選ぶときには
設計図をもとに複数社に見積りを依頼して決めることが一般的です。
コンパクトハウスが得意な複数社に見積り依頼
いきなり一社に依頼してしまうと
今後もっとお得に建てられる業者が現れたときに悔しい思いをしてしまいますから、
まずは複数社から見積もりを取って価格や内容を比較してみましょう。
トータルでの価格を比較することでどの業者がもっとも安いかを知ることができます。
注文住宅を建てるなら相見積もり必須
このような相見積もりはどの業界でも行われていることですし、
気にせずに活用してください。
また、相見積もりを取ることによって業者ごとの特色を探ることもできますし、
どのような対応なのかも知ることができるでしょう。
得られる情報は多いので、注文住宅を建てる業者を選ぶときには相見積もりがマストです。
相見積もりをせずに一社だけに依頼してしまうと
高額な工事代金を吹っ掛けられてしまうことも考えられます。
相見積もりは適正価格を知るためにも大切ですし、
業者の価格つり上げを防ぐことにもなります。
いくつもの業者から見積もりを取るのは悪い気がする、と考えるような方もいますが、
決して悪いことではありませんしお得に家を建てるためには絶対に必要なことですよ。
工事の着工と打ち合わせのときは
工事を依頼するハウスメーカーや工務店が決まったらいよいよ着工となります。
まずは基礎を造り、それから本格的な木工事、内装工事へと進んでいきます。
30坪程度の住宅の工期は約3ヶ月が目安
設計にもよりますが30坪程度の住宅だとだいたい3ヶ月くらいが工期(完成までの期間)の目安です。
建築現場に足を運ぼう
工事が着工したらあとは業者に任せっぱなし、となる方もいますが、
これだとやはり心配ですから定期的に見学に行くことをおススメします。
まったく施主が現れない現場だと
どうしても職人さんはだらけてしまいがちですし、士気も落ちてしまいます。
定期的に施主が足を運ぶことによって「また見にくるかもしれない」という
いい意味での緊張感を持ってお仕事をしてくれます。
手抜き工事などを防ぐ意味でも施主が足を運ぶのはおススメですよ。
一生住むかもしれない大切な住宅ですから手抜きなど絶対にされたくないですよね。
建築中の打ち合わせで伝えること
ハウスメーカーや工務店との打ち合わせもありますから、
その時には気づいたことなどを何でもいいので伝えてみましょう。
こうした現地での打ち合わせは多いところだと15回以上あります。
気付いたことはその時に伝えておかないと忘れてしまいますし、
担当者に伝えたことを後から職人さんにも伝えてもらえますから、
打ち合わせで気づいたことは忘れないうちに担当者に伝えるようにしてください。
引渡し前の最終チェックでも気になったことは伝えるべきです。
注文住宅で後悔しないために…
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