間取り5LDKの家を建てるにはいったいどのくらいの費用がかかるかわかりますか?家づくりを進める上で、費用は気になる部分ですよね。この記事では間取り5LDKの建築費用や相場などのお金のお話をしていきます。
目次
間取り5LDKの建築費用の相場は?
さて、結論からお伝えします。5LDKの場合坪数に換算すると40坪~50坪程度です(もちろん1部屋の面積で大きく変わる)。坪単価が45万の業者に依頼した場合、1,800万~2,250万円の建築費用がかかることがわかりますね。
坪単価はハウスメーカー、工務店によって大きく変わってきますので、上記で算出した費用で必ず建てられるという事ではありません。あなたの希望やこだわりによって変わってきますからね。
5LDK住宅の確実な建築費用を調べたい方は以下のサービスが便利です。
また、見積もりを行う際は必ず複数の業者を比較するために相見積もりをもらいましょう。理由は以下の記事で丁寧に紹介しています。
費用とこだわりのバランスが大切
5LDKの注文住宅を建てるために必死にコストダウンを図っている方もいれば、とにかくこだわりをこれでもかとばかりに詰め込んでいる方もいます。どちらも間違っているとは言えませんが、トータルでのバランスが何よりも重要なんです。
こだわりばかりを詰め込み過ぎてしまうと当然コストはどんどん嵩んでしまいますし、当初の予算を大幅にオーバーしてしまうということもあるでしょう。逆に、コストダウンばかりを考えていると本来お金をかけるべき部分だったところも低グレードな建材や設備を使ってしまい、結局暮らし始めてから不都合を感じてリフォームすることになる、ということも考えられます。
このように、どちらか一方に極端に傾いてしまうと良い結果を得ることはできなくなってしまいますから、トータルでのバランスを考えながら家造りを進めていく必要があります。長く住み続けることになる家ですからお金をかけるべきところと妥協できるところがありますし、あまり費用を抑えることに躍起になっていると住宅としての大切な機能すら失ってしまうかもしれません。
相場は参考に!大事なのは見積もり
5LDKの注文住宅を建築したいと考えている方だとインターネットや住宅系の雑誌を読んで必死に相場を勉強しているかもしれませんね。確かに、相場を知っておくと建築にかかる予算を概算することもできるでしょうし、それはある意味正しいことなのかもしれません。
ただ、住宅建築における相場というのはそこまであてになるものではありませんから、信じすぎるのはリスクがあります。
考えてみればわかると思いますが、5LDKと一口に言っても住宅の面積や間取り、使用する設備機器、立地などによって価格は大きく変わってくるんです。30坪の敷地に建てる5LDKと50坪の敷地に建築する5LDKでは価格が大きく変わってくるのは火を見るよりも明らかですよね・・・。
このように、5LDKという間取りだけで相場を調べるのは少々リスクがありますし、信じすぎるのも問題があるんです。
>>見積もりの重要性
また、注文住宅なら当然そこに住む人のこだわりなども入ってきますし、そうしたこだわりが反映された家だとまた価格は変わってきます。まったく同じ面積、間取りの住宅でもたった一つのこだわりが加わるだけで住宅の価格が跳ね上がることは多々ありますから、相場だけで判断してしまうのは危険この上ないと言えるでしょう。
相場はあくまで参考程度にしておいたほうが良いですね。相場から適切な予算を導き出すのはちょっと難しいです。
ハウスメーカーによって価格が変わる
注文住宅を建ててくれる会社はハウスメーカーや工務店、建築・建設会社、個人で営業している大工さんなどたくさんありますよね。どこで建てても同じでしょ?と考える方もいるかもしれませんが、これは大きな間違い。
ハウスメーカーで建てるのと個人の大工さんに依頼するのとでは価格は大きく変わってきますし、それこそ一般的な相場とは大きくかけ離れた金額になることも珍しくないんです。注文住宅の建築ではこうしたことも起きるので相場はあまりあてにならないと言えるんです。
ハウスメーカーにお願いして5LDKの家を建てるときと大工さんに直接お願いして同じ間取りの家を建てるのとでは価格は当然変わってきますし、ほとんどのケースにおいて大工さんに直接頼んだほうが安くつきます。
ただ、ハウスメーカーのほうがアフターケアやほかのサービスが充実していたりとそれなりのメリットもあるんです。ハウスメーカーは直接自社で工事することはなく下請けに仕事を丸投げしたり、工程ごとに違う業者に仕事を発注しますからどうしてもコストはかさんでしまいがちです。中には自社の職人さんで作業を行っているような会社もありますが、ハウスメーカーとしては稀ではないでしょうか。
頭金をしっかり意識しておきましょう
5LDKの住宅を建てるためには適切な予算を知る必要がありますし、
そのためには相場についてもあらかじめ知っておく必要があります。
ただ、相場を知る以上に大切なことが頭金を意識するということです。
いくら相場を理解することができたとしても頭金に対する意識が希薄だと
せっかくマイホームを手に入れることができても
苦しい生活を送る羽目になるかもしれません。
最近だと頭金は一切不要と謳っているようなハウスメーカーもありますよね。
まとまった頭金が不要というのはうれしいポイントかもしれませんし、
貯金がほとんどないけど家が欲しいという方にとっては朗報と言えるのかもしれません。
でも、よくよく考えてほしいのですが、頭金が一切不要ということは
当然月々の住宅ローン返済額は多くなるということですよね。
頭金なしで家を建てるのも良いかもしれませんが、
後々の生活のことまで考えると頭金は意識しておいたほうが良いかもしれません。
確かに最初は楽かもしれませんが、実際に住宅ローンを払い始めると
とたんに生活が厳しくなってしまうことも考えられます。
月々の支払額が多くなってしまうと食費や遊興費なども
切り詰めないといけなくなってしまいますし、
いろいろな面で負担がかかってしまうかもしれません。
相場を知る前に今一度頭金に対する意識と考えをしっかり持つようにしてくださいね。
相場を知るよりも相見積もりが早い
希望に近い住宅を建てるために相場を必死になって調べている、
という方も実際に多いかもしれませんが、
ここまででお話してきたように相場ははっきり言ってあまり意味がありません。
意味がないと言ってしまうと語弊があるかもしれませんが、
注文住宅は個人のこだわりが反映されていたり
地域やさまざまな事情によっても価格が変わってくるため
「相場は〇〇円です」とはっきり断言することができないんですよね。
相場を調べるのに労力を使ってしまうくらいなら
相見積もりをとったほうがまだ建設的ではないでしょうか。
相場を調べているという方は基本的に
家がどれくらいで建つのかを知りたいという方だと思いますし、
それなら相場を調べるよりも直接ハウスメーカーや工務店、
建設会社などから見積もりをとったほうがもっと詳しい価格帯を知ることができますよ☆
相見積もりの取り方は簡単です。
とりあえず気になるハウスメーカーや工務店を
いくつかピックアップして見積もりの依頼をし、
あとは価格や工事内容などをチェックするだけです。
この時、価格だけをチェックしてしまうのではなく
工事の内容についてもきちんと目を通しておきましょう。
複数の会社から見積もりを取ることによって
自分が建てようと考えている住宅の何となくの価格帯も理解できてきますから、
相場を調べるよりも遥かに効率的だと思います☆
あらゆる理由で変わってくる相場
相場を調べることには一定の意味はあると思いますが、
どれくらいの価格で家が建つのかを知りたいというのなら
何度も言うように相場を調べるのはあまり意味がないと思います。
ここまででも幾度となくお伝えしてきたように、
注文住宅の相場はさまざまな要因によって変化するため
「これくらい」という決まった額をお伝えすることが正直難しいのです。
あらゆる要因によって相場は変わってきます。
その地域の特性によっても変わってきますし、
間取りが少し変わるだけでも価格が違ってきます。
極端な話し、まったく同じ材料を使ってまったく同じ間取りの家を建てたとしても
家を建てる場所や業者が変われば価格が違ってくるのです。
そのため、相場を参考にして予算を考えようとしているのならあまりおススメはできません。
おススメなのは先ほども言ったように相見積もりをとることです。
最低でも3社以上から相見積もりをとって価格に目を通してみれば
だいたいどれくらいの価格で家が建つかも理解できるでしょう。
また、相見積もりをとることによって価格だけでなく
そのハウスメーカーや工務店の特色を知ることができますし、
プランやアイデアから実力を測ることもできます。
このように、相見積もりには相場のリサーチでは得ることのできない
さまざまな情報を得ることができるんです。
理想の住宅造りにもきっと役立つでしょう。
注文住宅で後悔しないために…
イメージ通りの注文住宅を安く建てる方法はこちら。