マイホーム購入は一生のうち最も大きな買い物です。
ここでは、家を建てるための平均的な費用について説明します。
目次
家を建てる流れと費用
家を建てるためには、考えなければいけないことがたくさんあります。
大きな流れとしては、
- 土地探し
- 建築業者選び
- 建築資材の選定
- 設備の有無
- 家具や収納のインテリアの設定
- 庭や駐車場のエクステリアの設計
です。
これらそれぞれの段階において何を選ぶかによって、
出来上がる住宅に大きな価格差がでてきます。
土地探し
まず土地探しです。
当然、首都圏や利便性の良い場所は高く、地方などの田舎は安いです。
一例として平成25年度に実際にあった住宅地取引では、
東京の赤坂にある土地は坪単価400万円、
北海道北広島市の土地は坪単価3万円で売買されました。
家を建てるにあたって、土地選びは総コストを左右する最大の要素といえます。
建築業者選び
次に建築業者選びです。
建築業者にはそれぞれコンセプトとする建築様式があり、
大体の価格帯が設定されています。
例えばローコストが売りのハウスメーカーは、
坪単価平均30~50万円で設定していることが多いです。
- 一般的な木造のハウスメーカーは坪単価50~60万円
- 大手の鉄骨ハウスメーカーは坪単価60~70万円
- 高級路線のハウスメーカーになると坪単価70万円以上
となります。
建築資材の選定
ただし、これに建築資材等をカスタマイズすることで坪単価は大きく上がります。
例えば、フローリングを無垢の素材にすることや、
壁を漆喰にすることで坪単価は数万円単位で上がることとなります。
設備の有無
さらにキッチンやお風呂、トイレ、暖房、太陽光発電等の
設備もカスタマイズすることにより、価格は上がります。
例えば、人気のアイランドキッチン、贅沢なジェットバス、高機能なウォッシュトイレ、
床暖房等は数十万円から数百万円単位でコストがかさみます。
家具や収納のインテリアの設定
テーブルやソファ等の家具やテレビや冷蔵庫等の家電を全て新調することとなれば、
平均100~200万円前後かかります。
庭や駐車場のエクステリアの設計
さらに見落としがちですが、庭や駐車場のエクステリアにも数十万円のコストがかかります。
例えば庭を芝生にしたり、水道を引いたり、駐車場をコンクリートで整備することです。
その他費用
さらに上記以外に、
- 印紙税
- 仲介手数料
- 不動産登記
- 住宅ローン手数料
- 火災保険料
- 上下水道工事費等にかかる諸費用
が発生します。
家具家電と合わせて諸費用の総額は、住宅購入資金の10%が目安とされています。
注文住宅を建てるのにかかる総額
これら家を建てるための費用を全て合わせた総額(土地付き注文住宅の場合)は、
- 全国平均で3500万円
- 首都圏だと4200万円
- その他の地域で3100万円
となっています。
最近では、ローコストのハウスメーカーから安い家が売りに出されるようになり、
1000万円程度で購入できるようになりました。
諸費用合わせて1100万円+土地代で購入できるということなので、
住む場所によっては平均を大きく下回るコストを実現することができます。
収入や家族構成を考えてしっかりとした資金計画を立てることが、
住宅購入の第一歩となります。
注文住宅で後悔しないために…
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