屋根の仕上がりでわかる!ローコスト住宅をウリにした悪質業者に注意

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手抜き業者は家づくりのさまざまな部分で手抜き工事をおこないます。特に、ローコストで家を建てる際には十分に注意しなければなりません。

悪質な業者を見抜くポイントとして、屋根の仕上がりをチェックする方法があります。

この記事では、施工された建築の屋根を見ることで、業者の質を確認できるチェックポイントを紹介しています。是非参考になさってください。

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雨仕舞の仕上がりのチェックポイント

家の内部に雨水が入らないようにする雨仕舞についても、平気で手抜きをするため、せっかく新築で家を建てたとしてもすぐに家の内部にまで水が入ってしまい、老朽化が進み余計な修繕費がかかってしまいます

ここでは、屋根の種類や雨仕舞の内容、施工の質をチェックする際のポイントについて見ていきましょう。

屋根は材料によって種類が異なる

注文住宅など、家を建てる際の屋根には材料別に種類が分かれています。

最もポピュラーである「瓦葺き」や、セメントと合成繊維を混ぜ合わせて表面に塗装をした「スレート葺き」、金属を加工してつくる「金属板葺き」など、材料によって見た目も特徴も異なります。

細かく分けると、化粧スレートやガルバリウム鋼板、セメント瓦、日本瓦、銅板、アスファルトシングル、ポリカーボネートなど、他にもたくさんの種類があります。

雨仕舞が適切でないと雨漏りの原因に

金属屋根を取り付ける場合は、板金工事をおこないます。そして、板金工事では家の内部に雨水が入らないようにする雨仕舞を適切にすることが重要です。

雨仕舞が適切でないと、雨漏りの原因になってしまい、家の老朽化にも影響を与えます

しかし、最近は建築の工事費自体が下がってきている傾向があり、重要な工事である板金工事も以前ほど費用をかけることができなくなってきています。

少しでも面倒な作業やコストを抑えて儲けたいと考えている手抜き業者は、安い工事費なりの作業・工事で済ませてしまい、平気で適切ではない雨仕舞の悪い家を建ててしまうのです。

手抜き業者は被せものやアダ折りも省略してしまう

通常、屋根が壁にぶつかる部分には、別の材質のものを加工して被せるのですが、面倒な作業やコストを減らしたい業者は、これさえも省略してしまいます。

万が一、雨水などが入った場合でも水が壁の中に入り込まないように、アダ折りと呼ばれる折り返しを付けるのが一般的ですが、ハゼがあるとアダ折りを付けるのが大変ですし、表からは見えないため、手抜き業者は平気でアダ折りを省略します。

そして、シーリング材という合成樹脂を使って、ただ隙間を防ぐだけで施工を終わらせてしまうのです

通常は、屋根が壁にぶつかる部分に雨押さえをきちんと被せて、アダ折りも付けます。
しかし、手抜き業者はシーリング材で隙間を防ぎますが、良い業者は外壁の水切りを良くするためにシーリングはしません。

庇は両面テープで釘を隠すなど信じられない仕事ぶり

庇に関しても、板金を加工した通し吊り子を取り付けることで、端を釘が見えないようにきれいに納めることが可能です。

手抜き業者はこれらの作業に関しても、面倒で手間ですし、コストもかかるため両面テープなどを使って釘が見えないようにするだけで済ませてしまうのです。

真剣に家を建てる仕事をしている業者からすると、考えられないほどいい加減な仕事内容です。また、見栄えだけはしっかりとしているのが怖いところです。

家を建てる際の金属板でもコスト優先の業者

強度のある金属板を使用する
金属板はいろいろな種類があり、家づくりにおいて非常に重要な材料です。金属板はある程度コストもかかりますし、長く使えば傷みもでるため、悪徳業者は簡単に手抜きをしてしまいます。

ここでは、金属板の種類や特徴、施工のチェックポイントについて確認していきましょう。

金属板は多くの種類がある

鉄や銅、アルミ、ステンレスなど、建築で使用する金属板にはさまざまな種類があります。そのため、工法や耐食性の相性によっていろいろな選択肢があります。

たとえば、鋼板である溶融亜鉛めっき鋼板(トタン)は、軽量で価格も安く加工性にも優れていて塗装によって耐久性が変わる特徴を持っています。

また、特殊鋼板である冷間圧延ステンレス鋼板は、強度が高く、耐久性や耐熱性、耐食性に優れていますがもらい錆の対策が必要です。

表面処理アルミ合金板であれば、材の表面に陽極酸化皮膜処理をおこない耐久性を高めています。ただし、加工性が悪く、加工した後に表面処理を施す必要があります

他にも、本当にたくさんの種類があります。

手抜き業者は指定よりも薄いものを使う場合もある

建築で最も使われている金属板の種類が鉄板です。鉄板はコストが安いため導入しやすく、錆びにくいように工夫もされているため長持ちします。

また、現在は、丈夫な塗料を使って塗装しているトタンや、 「ガルバリウム鋼板」という鉄板にアルミと亜鉛の合金をめっきし、耐久性を高めたものもあります。

銅やアルミ、ステンレスなどは非常にもちが良い材料と言われていますが、銅の表面が黒ずんだり、ステンレスが不足して穴が空いたりすることもあるため、絶対的に傷まず長く使っているというわけではありません

しかし、どんな材料もやがて傷むからといって、業者や大工さんが施工を手抜きしていいわけではありません。

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隙間をシーリング材でとことん埋める業者に要注意!?

どこでもシーリング材でで埋めるのはアウト
家を建てる際、隙間を埋める材料の1つにシーリング材というものがあります。正しく使用すれば防水効果があり、家の内部に雨水が侵入するのを防ぐことが可能です。

しかし、手抜き業者は、シーリング材を正しく使用しないうえに、さまざまな隙間にいい加減に使用します。

ここでは、家の防水性や耐久性などにも関わる、シーリング材の役目や使用方法、施工方法などについて紹介しています。

騙されないように、手抜き業者の考え方や手口を1つでも多く把握しておきましょう。

隙間を埋めるシーリング材は使い分けできる

隙間からの雨水の侵入を防ぐための材料にシーリング材があります。

シーリング材は、接着力と伸縮性のある合成樹脂で、隙間にシーリング材を使用することで隙間を埋めることが可能です。シーリング材は、完全に固まらないため長い間弾力性を保つことができます。

シーリング材には、アクリルやウレタン、シリコンなどの材質があり、それぞれで防水性や耐久性、価格が異なります。

たとえば、アクリルであれば1mあたり500円程度のコストで使用できますし、防水性と耐久性の高いシリコン材質であれば1mあたり1,000円程度のコストで使えます。

そのため、特に防水性や耐久性の必要な部分についてはシリコンを使用し、コスト重視で大丈夫な部分はアクリルを使うなど、使い分けが可能です。

シーリング材は、他にもポリサルファイドやSBR、ブチルゴム、油性コーキングなど、さまざまな種類があります。

価格も比較的安いため、家づくりに欠かせない材料となっていて、防水を目的とした使い方だけでなく隙間をふさぐために使用されたりもする万能な材料です。

シーリング材はバックアップ材を詰めて注入

シーリング材を使う際は、ただ単に隙間にシーリング材を詰めるのではなく、隙間の奥にバックアップ材と呼ばれるスポンジのようなものを詰めたうえで、シーリング材を注入します。

バックアップ材なしでシーリング材だけを隙間に詰めてしまうと、3ヵ所(隙間両面・奥)に接着するため、力のバランスによってはシーリング材の表面が切れてしまい防水効果がなくなってしまいます

しかし、先にバックアップ材を詰めていればシーリング材は両面で接着しているため、表面が切れにくくなり、防水効果を長い間維持していくことが可能です。

バックアップ材はボンドブレーカーと呼ばれることもあり、隙間をシーリング材で詰める際に必須です。

しかし、手抜き業者は、面倒な作業やコストがかかることを嫌がるため、バックアップ材も詰めずにシーリング材で埋めていきます。

そのため、シーリング材が切れて防水性能を発揮しなくなり、家の内部に水が入ってきて老朽化の原因となりますし、余計な修繕費用がかかってしまいます

いろいろな部分で使われるシーリング材

シーリング材はいろいろな場面で使用される材料です。

たとえば、断熱材などの隙間にシーリング材を入れて気密性を高めたり、外壁がサイディングの家は外壁と屋根がぶつかる部分やサッシ廻りなどをシーリング材で施工します。

また、配管を通すための孔の隙間に設備屋さんがシーリング材を使ったり、水切りなどの部分にシーリング材をくっつけたり、天井と壁の境にある廻り縁の隙間や壁と床の境にある幅木の隙間、後付けの家具の隙間など、他にもさまざまな部分でシーリング材が使われています。

手抜き業者はシーリング材をとにかくどこにでも使いバックアップ材もない

シーリング材はいろいろな部分に使える非常に便利で万能な材料ですが、使い方を間違うとシーリング材が劣化して雨水が入り込んでしまうため、材料が腐ってしまい、家の耐久性や耐震性を低下させてしまう原因になります

本来であれば、シーリング材が必要な部分だけ丁寧に施工するのが良いのですが、手抜き業者は手間や時間、コストをかけることを嫌がるため、どこでもシーリング材を使う傾向があります。

丁寧に施工が必要な部分でも簡単な作業で済ませますし、シーリング材を注入する際にバックアップ材を詰めません。

シーリング材は万能な材料ゆえに、業者や大工さんによっては手抜き作業に使用されますので十分に注意が必要です。

ローコスト住宅では注意!手抜き業者はサイディングを直張りする

現在、家を建てる際の外壁の主流となっているサイディングですが、手抜き業者は骨組みに直にサイディングを張るため注意が必要です。

本来であれば防風透湿シートなどが必要ですが、手間とコストを省くためにシートは張らず、サイディングだけを張り、隙間はシーリング材で埋めてしまいます。このような施工で家を建てると、老朽化が早まり大変危険です。

ここでは、サイディングの特徴や手抜き業者の驚きの手口などについて紹介しています。

表からは見えないため、手抜き業者か良い業者か判断がしづらい部分ではありますが、悪い施工事例を知ることで、見抜ける可能性が高くなります。

現在の家づくりの外壁はサイディングが主流

外壁の施工方法には、水を使う湿式工法と水を使わない乾式工法の2種類があり、湿式工法は塗り壁やタイル張り、乾式工法はサイディングがあります。

現在の家づくりでは乾式工法が主流になってきています。乾式工法には板張りもありますが、コストや防火性の観点からサイディングを用いることが多いです。

サイディングは、あらかじめ工場で成型された板を外壁に張り付ける方法で、防火性の高い金属板やセメントなどを材料にしています。また、サイディングは耐水性や耐天候性に優れていて、種類やデザインが豊富なうえ、工場生産のため品質も安定している特徴をもっています

以前は塗り壁(モルタル壁)が主流で、職人さんが時間をかけて丁寧に仕上げていましたが、作業が完了するまでに非常に手間と時間がかかっていました。また、塗装の経年劣化によって外壁の表面がヒビ割れするリスクもあります。

しかし、サイディングであれば、工場でつくられた板を貼り付けるだけなので、工期を短縮できますし、コストも安く抑えることが可能です。

万が一の際に家の大切な機能を失わないためのカバー

通常、家を建てる際は、住み始めて万が一の際が起きた場合でも防水性能などの大切な機能を失わないように、カバー機能を備えた家づくりをおこないます。

たとえば、防水シートです。屋根瓦など屋根材の防水性能が非常に高く、どんなときでも雨水の侵入を絶対に防げるのであれば、わざわざ屋根材の下に防水シートを敷く必要はありません。

しかし、何かアクシデントなどが発生した際に屋根材だけでは雨水を防げない可能性があるため、防水性能をカバーできる防水シートを敷いて備えているのです。

屋根だけでなく外壁も同じで、何かのアクシデントで壁から雨水が侵入してしまうと、家の老朽化を早め、耐久性などが失われる可能性があります。そのため、外壁の室内側に防風透湿シートを施工して、万が一の際の防水性能を確保するのです。

外張り断熱の場合は、使用している断熱材によっては防風透湿シートは要らないと言われていますが、桟木が傷む可能性もあるためシートがあるに越したことはないでしょう。

手抜き業者はカバー機能すらも省いてしまう

屋根材の下に敷く防水シートや外壁の内側に張る防風透湿シートなど、万が一の際に大切な機能を失わないようカバーを備えていることが、結果として長く安心して住み続けられる家づくりを可能にします。

しかし、手間とコストカットのために省いてしまう業者も少なくありません。

たとえば、外壁内側の湿気を逃すために桟木を打つためのコストは、10万円以上かかる場合がありますし、防風透湿シートを張ることも考えれば合わせて20万円以上のコストがかかります

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悪い業者を見分る屋根の仕上がり注目ポイント

手間もコストもとことん省こうと、耐久性や耐震性、防水性など家のさまざまな性能に問題が生じてしまうような施工をする業者に注意してください。特に、ローコストで家を建てる際は十分に注意しましょう。

家が後々どのような影響を受けるかなどは考えておらず、そのときの利益だけを考えている業者に任せることのないように、依頼する住宅メーカー、工務店選びは慎重に行ってください。

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