〜はじめに〜 良い注文住宅をつくるための根本的な考え方

高い家=いい家ではない
高いお金を出せば良い家づくりができるとは限りません。

ローコスト住宅でも良い家はたくさんあります。

価格に対して、どれくらい質の高い家づくりができているかが重要です。

そして、その家づくりの出来栄えを左右するのが、
業者の持っているノウハウや業者と建主との信頼関係です。

良い注文住宅を建てるために、知っておいた方がいい知識はたくさんありますが、
まずは良い家づくりのための根本的な考え方について紹介しています。

この記事を読んで、「お金がないから良い家づくりはできない」という間違った考え方を捨てましょう。

ローコスト住宅を建てる際の予算の決め方を解説した記事はコチラ
家を建てる際は予算を立ててローコスト思考になろう!

家は材料が高ければよいわけではない

家を建てる際、高価な材料を使えば良い家ができるとは、一概には言えません

高価な材料を使ったとしても、つくり方によっては快適性が乏しく、
長く住める家ではないこともあるためです。

仮に、安い材料を使ったローコスト住宅であっても、つくり方次第で、
快適で長く住める家を建てることができます。

安くマイホームを購入できたとしても、価格以上の質が伴っていなければ、
安かろう悪かろうになりかねません。

価格が安いにも関わらず、質の高い住宅を選ぶことが大事です。

安い材料を使って住宅の質を高めるには、
それなりの技術や知識、経験から得たノウハウが必要になります。

それであれば、たとえ安い材料を使っていても、
安っぽさを感じさせることなく質の高い住空間を確保することが可能です。

良い家づくりをするには信頼できる設計者と施工業者が必要

良い家を建てるには、建主、設計者、施工業者のそれぞれの信頼関係が大事になります。

そのためには、信頼できる仕事をする設計者や施工業者を選ぶことが重要です。

残念ながら、設計者や施工業者の中には、
「面倒な仕事はしたくない」
「コストがかかることは省きたい」
「とにかく自分たちの儲けを増やしたい」
など、いい加減な考え方で仕事をする人がいます。

このような手抜き業者、手抜き設計者に仕事を依頼してしまうと、
いい加減な仕事振りや対応に不信感が芽生えますし、
決して満足のいく家づくりはできません。

安い予算で少しでも質の高い家づくりをするためには、
真剣に仕事と向き合っている設計者や施工業者を選び、
信頼して任せることが必要です。

それさえできれば、たとえ予算が少ない場合でも良い家をつくることができます。
「お金がないから良い家づくりはできない」ということはありせん。

ローコストの注文住宅を建てるための材料選びのポイント

良い家を建てるために材料選びのポイントを抑えよう
もし、ローコストで注文住宅を建てたい場合は、材料選びにこだわる必要があります
なぜなら、材料の価格が住宅価格を左右するためです。

ここでは、ローコストの注文住宅を建てるための
材料選びのポイントについてについて紹介しています。

これらの考え方を知っておくことで、ローコスト住宅の実現性を高めることが可能です。

ローコスト住宅実現のために材料選びは大事

家を建てる際の価格は材料コストによって大きく変わってきます。

そのため、いかに材料コストを抑えられるかが、
ローコスト住宅を実現するためのカギになります。

もちろん、価格の安さだけを重視して「安かろう悪かろう」の材料であれば、
満足のいく家づくりはできません。

質を確保しながらも、コストを抑えた「地場の材料」や
節のある木材」などを選び、材料の種類を少なくすることが重要です。

地場の材料は運搬コストがかからず安い

ローコスト住宅を実現するためには材料選びが大事です。
最も価格を安く抑えられる材料地場で用意できるものです

現場の近隣で採取できる素材であれば、
運搬コストが抑えられるため安く仕入れることができます。

砂利や瓦、木材、栗石など、他にも多くの材料を、もし地場で準備ができれば、
その分ローコスト住宅の実現可能性が高くなります。

筋のある木材を選ぶと安心

節のある木材を使うことも、ローコストで住宅を実現するための材料の選び方の1つです。

しかし、「節のある材料は見た目が。。。」「みっともない。。。」など、
大工さんによっては嫌がる場合もあります。

見える部分に使用していれば抵抗を感じるかもしれませんが、
柱や梁など骨組に使用すれば見えることもありません。

それに、筋のない木材より筋のある木材の方が強く丈夫なため、
これらの材料を骨組などに使用することは理にかなっています。

筋のある木材は、長く安心して使えるため質の高いローコスト住宅づくりが可能です。

材料の種類を少なくすれば工事費を軽減できる

材料の種類を少なくできれば、工事の種類が減り効率も高くなって、
コストを安く抑えることが可能です。

そのため、ローコスト住宅を建てる際は、
材料の種類をシンプルにまとめるようにしましょう

たとえば、多くの面積を占める屋根と外壁は、
どちらにも使用できるスレート板類や金属板材を使用することで、
工事を効率化し、工事費を軽減することが可能です。

ローコストの注文住宅を建てる際の工事をめぐる注意点

いい家づくりには施工業者選びが大事
ローコストの注文住宅を建てる場合、いくつか工事をめぐる注意点があります。
いずれも、安価で質を確保した住宅を建てるために大切なことばかりです。

ここでは、工事をめぐる主な7つの注意点について紹介しています。
これらの注意点に気をつけることで、
満足のいく家づくりができるようになりますので、ぜひご覧ください。

図面は建主の「こんな家に住みたい!」という意思を業者に伝える

建主が「こんな家に住みたい!」という希望は、
図面に描くことで工事を始めることができます。

図面を通して、建主がどんな家をつくりたいか、
どんな家に住みたいかを施工業者は把握をするのです

ハウスメーカーなどは、配置図や立面図、平面図、断面図、矩計図を使用しますが、
設計事務所になるともっと多くの図面が描かれます。

図面は、施工業者に対して建主の意思を伝える役割だけでなく、
現場で下請職人に見積もりを出してもらう際にも使われます。

工事期間は可能な限り短く、引渡しの際は隅々までチェック

工事の際は、工事期間と引渡しに注意が必要です。

あたりまえのことではありますが、着工して引渡しまでにどれくらいの期間がかかるのか
事前に押さえておかなければなりません

家を建てる工事はそのほとんどが屋外でおこなわれるため、
工事期間は、天候や職人さんたちの都合、暦、
材料の仕入状況などを考慮したうえで決められます。

基本的には、工事期間が長くなればコストが高くなり
短ければコストを抑えることが可能です。

そのため、ローコスト住宅を実現したいのであれば、
可能な限り、工事期間は短くしたいものです。

無事に工事が終われば、いよいよ建主への引渡しとなります。

ただし、引渡しをすれば業者の仕事がすべて終わるわけではありません。
キズが見つかったり、建主の不満がある場合などは、その対応も必要になります。

特に、ローコストで住宅を建てる場合、業者によってはキズが多かったり、
工事の瑕疵があることがあります。

引渡しだからと安心せず、隅々までチェックをすることが大事です。

支払い時のトラブルを避けるため信頼関係の構築が大事

家を建てる際、工事金の支払いは3回に分けるのが一般的です。

契約時・上棟時・引渡し時の3回で、それぞれ総額の3分の1ほど支払います。

支払い時にトラブルになることも少なくありません。
契約時や上棟時は問題ないのですが、引渡し時の支払いで問題が生じることがあります。
その原因として多いのが、以下の3つです。

  • 建主が思っていた出来と違う
  • 予定よりも大幅に工事が遅れた
  • 施工業者の仕事の仕方に不満がある

このように、建主が施工業者や設計者に対して大きな不満を持ち、
支払いをしないということがあります。

内容によってはわからなくもないのですが、、。

ローコスト住宅を建てる際はこういった問題が生じる可能性があるため、
施工業者・設計者選び事前の入念な打ち合わせがとても大事です

信頼関係を構築したうえで進めていく必要があります。

追加・変更をする際は厳しく検討したうえで

工事途中の追加や変更には注意しましょう。

なぜなら、追加・変更によって工事が遅れる可能性があるためです。
工事期間が長くなると、それだけ余計にコストがかかってしまいます

また、建主のなかには、「追加や変更は業者のサービス」という
誤った認識を持っている場合があるのですが、
追加・変更はサービスではなくしっかりと費用が発生します

正確な費用も確認せずに追加・変更をおこなって、
言った言わないのトラブルに発展するケースもあるため注意が必要です。

そのため、着工前にしっかりと追加・変更の費用を確認しておくか、
その都度、見積もりを出してもらい、厳しく検討することが大切です。

特に、マイホームを取得する際は気持ちが舞い上がっているため、
勢いだけで決めてしまいます。

冷静に判断しないと、予算オーバーの原因になりますし、
トラブルのもとでもあるため、工事途中に追加・変更をする際は十分に気をつけてください。

家づくりの依頼先は「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」の3つ

適正価格で良い家を建てるなら業者選びは慎重に
マイホームの工事をどこに頼むかで、
出来栄えやコスト、仕事のしやすさや進め方などが変わってきます。

工事の依頼先は、主に以下の3つが挙げられます。

  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • 設計事務所

それぞれの特徴や注意点について見ていきましょう。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは住宅を商品として位置づけしているため、
建てることよりも販売することに力を入れています。

そのため、見栄えを重視した家づくりが多く、
プロモーションも大々的におこなうため、
広告費や営業マンの人件費などがかかり、
建築費は他に比べると高めです。

小規模ではなく大規模住宅を主に手掛けています。

工務店

広告費や営業にコストをかけていない工務店も多いため、
比較的安い価格で家を建てることができます。

また、地域密着型で営業している工務店が多く、
多少の予算不足は快く消化してくれる場合もあります。

ただし、大工さんのペースに合わせて工事が進められることが多く、
工事が遅れることがあるので注意が必要です。

設計事務所

設計事務所は、建主の予算や要望をしっかりと汲み取ったうえで図面を描き、
施工業者を選定し、工事を管理します。

工事は、設計事務所と長い付き合いの業者が担当することが多いです。

業者も設計者もお互い仕事の進め方などを理解しており、
建主・設計者の意思を業者と共有しやすいのが利点です。

ただし、工事の管理をまったくしなかったり、
建主の要望をほとんど図面に反映させない設計者もいるため
気をつけなければなりません。

適正価格で安心できる家を建てるには良い設計者が必要

ローコストで満足のいく注文住宅を建てるには、良い設計者と出会う必要があります。

建主は家づくりに関して素人ですので、
設計図や見積書などを見ても理解できないのが普通です。

そのため、仮に追加料金などが盛り込まれていたとしても気付くことはできませんし、
そもそも見積書の価格が適正なのかも判断できません

しかし、信頼できる設計者がいれば、建主が理解できるように説明もしてくれますし、
「本当に必要な材料が使われているか?」
「設備に問題がないか?」
「見積書は適正か?」などをすべてチェックしてくれます。

工事の進捗状況の管理もするためトラブルを防ぐことも可能です。

良い設計者に依頼することができれば安心して家づくりができますし、
手抜き工事による被害やボッタクリも回避できます。

限られた予算の中で満足できる注文住宅を建てたい場合は、
良い設計者を探すようにしましょう。

建主・設計者・施工業者の信頼関係が大事

家の出来栄えは、建主、設計者、施工業者の信頼関係で大きく変わってきます。

しっかりと打ち合わせに時間をかけて意思を共有し、
一緒のベクトルで家づくりをしていくことが大事です。

信頼関係を構築するためにも、
わがままな行動や曖昧な返事はしないようにしましょう。

設計者や施工業者に迷惑をかけ、後日、大きなツケとしてまわってきてしまいます。

三者の信頼関係がしっかりと構築できていれば、工事の段階での心配も減ってきますし、
満足のいく家づくりができる可能性が高くなります。

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