ローコスト住宅は業者選びが重要!契約までのステップで判断する方法


家づくりは、契約した後にも何かと打ち合わせや、確認作業が必要で、丁寧な対応をしてくれる業者に依頼をしなければなりません。

「契約するまでは対応が良かったのに、契約した途端、ないがしろにされてしまった。

そんなことが無いように、契約までの流れの中で、良い業者か、施主を不安にさせる悪い業者か、確認するためのポイントを把握しておきましょう。

目次

家を建てる際の設計の進め方① 設計者との顔合わせ・依頼

家を建てる際の設計の進め方① 設計者との顔合わせ・依頼
ローコストの注文住宅に限らず、まず家を建てる際は、設計者を決めて依頼しなければなりません。たくさんの設計事務所があり、設計者によって、できあがる家も変わってきます。

ここでは、設計者との顔合わせや依頼する際の流れ、重要なことについて紹介しています。設計者は、何十年と住んでいく家づくりに関わるパートナーですので、失敗がないよう慎重に選んでください。

まずは設計者と初顔合わせ。紹介の場合は打ち合わせへ進むことも多い

「ローコストで家をつくりたい」「注文住宅で希望の間取りの家を建てたい」など、建売ではなく1から家を建てる場合は、まず設計者に設計を依頼する必要があります。

設計依頼は、依頼主と設計者が会うことから始まり、初めての顔合わせでは、依頼主が設計事務所に出向くケースもあれば、設計者が依頼主の家に伺うケースがあります。

一概には言えませんが、依頼主が設計事務所へ出向くケースは、事前にインターネットや専門誌などで情報収集していることが多いです。どの設計事務所にするか、比較する目的もあるため、初顔合わせで依頼する人はあまり多くはありません。

設計者が依頼主の家に伺うケースは紹介者がいることが多く、初顔合わせのときから具体的な打ち合わせへ進むことが多いです。

打ち合わせでは「こんな家に住みたい!」という希望を共有する

設計者と打ち合わせをする際は敷地の資料家づくりの希望をまとめたものを用意しておくとスムーズに進めやすくなります

「家事動線を重視したい」「キッチンからリビングが見えるようにしたい」「書斎を設けたい」「床暖房を設置したい」「フローリングは明るめの色」「壁紙は◯◯」など、家を建てる際、「こんな家に住みたい!」というたくさんの希望があるはずです。

メモ書き程度で構いませんので、居住者の希望を伝え忘れがないようにまとめておきましょう。また、雑誌の切り抜きや写真などもあれば、より具体的なイメージを設計者と共有することができます。

もちろん、予算や敷地面積などの関係もあるため、希望がすべて反映されるわけではありませんが、依頼者の希望をしっかりと伝えることが大事です。予算の都合上、反映が難しそうな希望についても、何とか設計者が努力してくれることもあります。

設計者に違和感を感じたら遠慮なく断ろう!

設計者と会う際は、なんとなく」や「紹介だから」という理由で依頼を決めるのはやめた方がいいです。人間同士なので相性もあるため、何となくでも「この人は違うな」と感じたら、別の設計者を探すことをおすすめします。顔合わせをして話を聞き、「この設計者に依頼したい!」と思える設計者に家づくりをお願いするようにしましょう。

何十年と住んでいく家づくりを任せるわけですので、納得のいく設計者に依頼するようにしてください。

家を建てる際の設計の進め方② プランを作成してもらい検討する

家を建てる際の設計の進め方② プランを作成してもらい検討する
家づくりを依頼する設計者が決まったら、家のプラン(間取り)の作成や検討の段階へと進みます。プラン作成・検討は非常に重要なもので、変に遠慮したり蔑ろにしてしまうと、あとで痛い目に遭うことがあります。

ここでは、そうした失敗をしないためにも、正しい設計の進め方や注意点について紹介しています。後悔する家づくりを避けるためにも、参考にご覧ください。

設計者が家のプランを作成

家を建てる際、設計者と打ち合わせを重ね、予算や敷地条件などが決まると、設計者が家のプランを作成してくれます。設計者は依頼主との打ち合わせで出た要望などを考慮し、役所で法規制の調査をしたうえでプランづくりに取り掛かります。家の規模や設計者によっても異なりますが、プランができあがるまでに1ヶ月程度は見ていた方がいいでしょう

この際、最初に1つのプラン案を持ってくる設計者もいれば、複数案持ってくる設計者もいます。設計者は、依頼主の要望を反映させた点や設計者からの提案、通風や換気などの家の快適性に関わる点について、プランを見せながら説明をします。

依頼主が設計者のプランに納得できないと次に進めませんので、プランの検討が1回で済む場合もあれば、数ヶ月〜数年かかる場合もあります

プランに納得できるまで質問しよう

依頼主としては、できる限り要望を通したいという思いがありますが、必ずしも「すべての要望を通してくれる=良い設計者」というわけではありません。要望によっては、家の快適性や耐久性、耐震性などを損なう可能性がありますし、予算に収まらないことがあるためです。

設計者としては予算の範囲内で、安心・安全で快適に住める家づくりをしなければなりませ
んので、依頼主の要望だけでなく設計者が検討した点についても説明を受けます。このとき、「プロが言うのだからたぶん大丈夫だろう」と簡単に聞くのではなく、納得できるまで説明を受けるようにしましょう

また、質問をしてもほとんど答えない設計者もいます。

そういった設計者は、依頼主の要望や事情をしっかりと理解していない可能性もあります。依頼主は、事あるごとに不安が募りますので、別の設計者へ依頼した方がいいでしょう。

意見や要望の遠慮は後悔のもと。後々の変更は難しい

設計者からの提案も聞いたうえで、改めて依頼主の意見や要望を伝えます。「せっかくプランを考えてきてくれたから、自分たちの意見は我慢して進めよう」など、遠慮してはいけません

家は何十年と住み続けるため、この時点でしっかりとプランを詰めておかないと、あとで後悔してしまいます。

また、後々になって「やっぱり◯◯を変更したい」と伝えても、反映させるのは大変です。できる限り早いタイミングで意見や要望を伝え、お互いがプランに納得したうえで次の段階へ進めることが大事です。

家を建てる際の設計の進め方③ 概算見積もり

プランの作成・検討の次の段階は、概算の見積もりを出してもらい検討することです。しかし、設計事務所によってはコストへの意識が低く、概算の見積もりを出さない場合もあります。そうした事務所に依頼した場合は、コストコントロールが甘いため、手抜き施工の被害に遭う可能性があり危険です。

ここでは、設計事務所の出す概算見積もりの重要性について紹介しています。この記事を読むことで、設計事務所を選ぶ際のポイントもわかり、後に痛い目に遭うことを防げますので、ぜひご覧ください。

設計事務所によっては概算を出さずに見積もりをとってしまう

設計者のプラン検討が終わり、プランが決定した後は概算の見積もりへと進みます。概算見積もりは、ローコストな家づくりをしたい人にとって、非常に重要な段階です。

しかし、概算を出すのには非常に手間がかかることから、概算を出さないまま、いきなり見積もりをとる設計事務所も多いです。

コストへの意識が高い設計事務所であれば、あたりまえのように概算の見積もりを出しますので、概算すら出さない設計事務所はコストへの意識が低い可能性が高いとも考えられます。

概算の見積もりが出ない設計事務所はコストコントロールができない

設計事務所がどれだけコストへの意識が高く、コストコントロールできるかは大事です。コストコントロールがしっかりとできていないのに価格が安い家は、手抜き施工がおこなわれている可能性が高いためです。

手抜き施工の家だと、安心・安全に長く住んでいくことは難しいですし、余計な修繕費用がかかってしまいます。

そのため、できれば設計事務所を決めて依頼する前に、概算の見積もりを出す事務所かどうかを確認しましょう。もし、概算の見積もりが出せないということであれば、別の設計事務所へ依頼することをおすすめします。

コストダウンさせる場合は各設備の採用から考える

最近の住宅は、床暖房や太陽光発電、システムキッチンなど、さまざまな設備が充実しています。

仮に、概算が予算をオーバーしていてコストダウンを図りたい場合は、設備仕様のグレードダウンだけでは効果は薄いです。そもそも設備を採用するか・しないかを検討しなければ大きなコストダウンは見込めません。

概算が予算を大きく上回る場合は、各設備そのものを採用するかどうか、延床面積を減らすかどうか、プランを変えるかどうかを考える必要があります。

予算の関係上、ローコストの家を建てる場合は、設備や面積など、何らかの妥協が必要なことを覚悟しておきましょう。

家を建てる際の設計の進め方④ 実施設計〜見積もり〜業者選びまで

家を建てる際の設計の進め方④ 実施設計〜見積もり〜業者選びまで
プランが決定した後は、家づくりへ向けて、工事用の図面を作成したり、見積もりや業者選びへと進みます。これらの各段階においても、注意しないと手抜き施工の被害に遭う可能性があります。

ここでは、家を建てる際の実施設計や見積もり、業者選びにおいて注意すべきポイントを紹介しています。

この記事を読むことで、悪徳業者の被害に遭わず、良い業者選びができる可能性があるため、ぜひ参考にご覧ください。

打ち合わせで決めたことが実施図面に描かれていないこともある

概算の見積もりを出して問題なくプランが確定したら、設計者は実施設計をおこないます。実施設計により実施図面ができあがりますが、設計者任せで安心するのではなく、依頼主も実施図面をしっかりとチェックするようにしましょう

なぜなら、打ち合わせで決めた依頼主の要望が実施図面には描かれていない可能性もあるためです。

せっかく依頼主と設計者が打ち合わせで決めたことでも、図面に描かれていない場合は施工されませんので、抜け漏れがないか細かくチェックする必要があります。

もし、足りない図面がある場合は、必ず設計者に理由を聞くようにしましょう。あとで気付いてやり直しになった場合は、手間や材料が余分にかかるため、当初の予定よりもコストが大きくかかってしまいます。

相見積もりは技術力に差がない業者を選ぶ

実施図面を確認して問題なく揃っている場合は、見積もりへと進みます。工事を始める前に施工業者に見積もりを依頼するのですが、ローコスト住宅を建てる場合は、少しでも安くするために相見積もりをおこなうケースが多いです。

見積もり作成を依頼された業者は、見積もりの作成に手間とコストがかかりますが、工事を請負う可能性もあるため、これらの費用は請求しないのが一般的です。

注意しなければならないのが、同じ図面でも、工事を請負う施工業者の技術力によって、できあがる家の質が全然変わるということです。そのため、相見積もりをする際も技術力に差がない業者を選ばないと正しい比較ができなくなります。

さらに気をつけたいのが、図面通りに家づくりをする技術力がない業者が請負う可能性もあることです。業者は施工を請負うことで売上があがるため、依頼があれば技術力がなくても平気で請負うことがあります。当然、技術力がないため、できあがる家は手抜き施工も多くボロボロな状態です。

曖昧な見積もりを出す業者には注意

見積もりを依頼すると、「一式◯◯円」という書き方で見積もりの枚数が少ない業者と、事細かく書いていて見積もりの枚数が多い業者があります。「一式◯◯円」と書いてある見積もりについては、「一式」がどんな材料をどれくらい使用するのか不明です。

こういった業者はどんぶり勘定で見積もりを作っていることが多く、工事が始まると「材料が足りない」「追加工事が必要」などと請求をしてくる可能性があります。追加工事は見積もり時の金額ではなく時価が原則ですので、さらにコストが高くかかるため注意が必要です。

見積もりは設計者に査定をしてもらう

依頼していた見積もりができたら、設計者にも見せるようにしましょう。なぜなら、設計者は設計図通りの仕様が揃っているかどうかなど、見積もりを細かくチェックする義務があり、見積もりにおかしなところがあれば業者に伝えなければならないためです。

設計者がおかしな見積もりに対して査定をしない場合は、手抜きの設計者と言えるでしょう。

直感的な印象も業者選びには大事!

施工業者と契約をする前に、業者の事務所を訪ねてみてもいいでしょう。事務所のきれいさや雰囲気、働いている人の様子などを見れて、業者選びの1つの判断基準になるかもしれません。

どんなに見積もりが魅力的でも、事務所が汚かったり、仕事がドタバタしていたり、雰囲気が良くなかったりした場合は、別の業者を検討した方がいいでしょう。仕事が丁寧で評価される業者は、得てして事務所内もきれいで雰囲気も良いものです

家を建てる際の設計の進め方⑤ 業者との契約

家を建てる際の設計の進め方⑤ 業者との契約
いよいよ選定した施工業者との契約です。しかし、契約まで進んだからといって、安心してはいけません。契約内容によっては、その後トラブルが発生する可能性もあるため、注意して臨む必要があります。契約の際にはどのような点に気をつければいいのでしょうか

そこで今回は、施工業者と契約をする際の注意点について紹介しています。

この記事を読むことで、契約時の注意点がわかり、後のトラブルを回避できる可能性があります。最も大事な段階でもあるため、十分に気をつけましょう。

契約の際は不明点がないように進める

相見積もりや設計者による査定などをしたうえで、施工業者を決定した後は、契約へと進みます。契約の際には、契約約款や見積もり、設計図書を添付する必要があり、住宅金融公庫の融資を受ける場合に関しては、住宅金融公庫の仕様書が必要になります。

この際、設計者が図面を揃えていない場合は、悪質な業者が空白を適当に埋めて、儲けのために利用する可能性があるため注意が必要です。必ず図面を揃えるようにしてください。

契約の際は、約款もしっかりと確認をして、少しでも不明点があれば聞くようにしましょう。契約後に「もっと事前に確認しておけばよかった」と後悔しても遅いです。

そして、契約時には、事前相談していた契約金額や工期、支払い時期についても決めます。一般的に、家を建てる際の支払い時期は、契約時・上棟時・完成時の3回です。場合によっては、木工工事の完了時に3回目の支払いを設定することもあります。大事な件ですので、契約の際にしっかりと確認するようにしてください。

契約までのステップで業者を見定める方法

家を建てる際の設計の進め方⑤ 業者との契約
契約までの流れの中で、依頼しようとしている業者が良い業者か、質の悪い業者か確認する方法を解説して参りましたが、いかがでしたでしょうか。この記事を読むことで、契約前に業者の質について見極めることができ、悪質業者へ依頼して家づくりを後悔する事態を防げるはずです

良い業者選びをするには複数業者へコンタクトを取り、必ず相見積もりを取ることをおすすめします。

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