狭い土地に家を建てたい!狭小住宅を建てるための注意点

狭小住宅を建てる際には、普通の注文住宅よりもさまざまな注意点がいくつかあります。
建てる前に知っておきましょう。

この土地に家を建てたい!狭小住宅を建てるための注意点

近隣に迷惑をかけないよう騒音には気を配る

狭小住宅を建てるには、騒音に注意をする必要があります。
もちろん、一般的な住宅でも騒音に気を付けることは当然のことです。

でも、狭小住宅は、隣の家との距離が密接していることが特徴です。
まるでマンションに住むように、左右の騒音には、特に気を付けましょう!

自分たち家族が出す騒音に気を遣うのはもちろんのことですが、
道路などから出される騒音にも注意が必要です。
特に土地を買ってから注文住宅で狭小住宅を建てる場合は、
一度朝昼晩とチェックしておくとよいですね!

さらに、狭小住宅を建てる際には、防音や遮音に配慮した造りにしましょう。
防音に適した壁材を選び、外壁と内壁の間にグラスウールを入れるなどの措置を取ります。

狭小住宅だからといって、かけるべきコストを削ってしまったのでは、
ご近所との不要なトラブルを招きかねません。
ずっと住み続ける住宅だからこそ、家族みんなが気持ちよく暮らせるよう、
近所とも友好な関係を築けるように、騒音問題には十二分な措置を取りましょう。

狭小住宅という狭いスペースに二世帯住宅で済むような場合は、
思い切って鉄筋コンクリート造にするという方法もアリですよ。
建設費用はかかりますが、耐久性も上がりますし、上下の足音も響きにくいですので、
二世帯が狭いスペースでもストレスを感じることがありませんのでぜひ検討してみましょう!

隣の建物とはある程度の距離が必要

せっかく狭い土地に注文住宅を建てるのだから、めいいっぱい建てたい!
そう思うのは施工主としては当然のことです。

でも、あまりにも目いっぱい建てすぎると近くの人との距離がなくて、
生活音が響いて住みにくいだけでなく弊害もあります。
民法上、離隔距離、といって隣との敷地の境界線から建物までの距離は、
50センチメートル
と決められています。

もし、隣地の承諾を得られれば必ずしも離隔距離を守らなくてもいいですし、
分譲住宅ではそのような距離を守っていない物件(隣地の承諾を得ている)もありますが、
これから狭小の注文住宅を建てる場合は、隣地から50センチメートルを
しっかり確保したほうがいいです。

たとえば、注文住宅を購入してから10~15年もたつと外壁を塗りなおすのですが、
外壁塗装の際に隣の建物との距離があまりにも近いと、足場が組めなくなってしまいます。
それでは必要な工事ができないので困ってしまいます。

そのほかにも、隣の家と近すぎてエアコンの室外機が置けないなどといった問題があります。

いくら狭小住宅でも、敷地内目いっぱいに家を建てるのはやめておきましょう。
狭小住宅を建てる際、多少のゆとりは必要ですよ!

そして、それでは狭いなあと感じる場合は、
間取りを工夫して狭く見せない努力をするとよいでしょう。

車を持っている人の注意ポイント

普通の注文住宅を建てる場合は、普通の駐車場をつくれば問題ありません。
しかし、狭小住宅では車の置き場所にも注意が必要です。
ビルトインガレージを付けた場合、余裕をもって設計しないと車が入らないこともあります。

そして、問題となるのが、ビルトインガレージを作るときの物件の強度です。
狭小住宅はどうしても縦に長くなりますし、
1階と2階の面積が同じになることが多いので、強度が問題になります。

そのため、狭小住宅を建設する際にビルトインガレージを作るのなら、
鉄筋コンクリート造にしたほうがよいでしょう。

そして、気を付けないといけないのは道路の幅と、通行量です。

道路の幅が狭いと、駐車場が狭い狭小住宅では、
駐車場やビルトインガレージに車が入れにくくなります。

通行量が多い場合は、なかなか車庫から車が出せなかったり、
車を出すために何度も切り返しするのは他の人の迷惑になってしまいます。

車を持っている場合はしっかりと道路の幅と通行量を考えましょう。

道路の幅に気を付けるのは何も車を持っている人だけではありません。
狭小住宅を建設する場合は、玄関の位置に気を付ける必要があります。
玄関を出てからすぐ道路だと、小さい子供がいる家は危ないですし、騒音の問題もあります。

敷地面積いっぱいに工夫して家を建てられるところが狭小住宅のいいところですが、
道路には注意ですね!

狭小住宅の工事は普通以上にコストがかかることも

狭小住宅って狭い土地に建てますよね。
そのため、工事が普通の住宅よりも相当大変なのです。
あらかじめわかっていればいいのですが、
そうでなければ余分なコストがかかることもあります。

特に狭小住宅の工事をするときには、土地自体が広ければいいのですが、
たいていの場合、狭いところにぎりぎりに住宅を建てるようになります。
もしその土地が工事作業ができるような広さではない場合、
狭小住宅をつくるにあたっては注意が必要になります。

敷地が狭いと大型の重機がおけず、それだけでなく資材を運んだり足場を組んだりと、
いろいろな工事の日数が余分にかかってしまい結局費用が上がってしまうことがあります。
工事の資材が置けない場合は、
他に工事の資材置き場を確保しなければならないこともあります。

そのため、見積もりを出してもらう前に、
工事のことは住宅メーカーや工務店としっかりと打ち合わせをしておくことが必要です。

工事がすんなりといかない場合、工事途中で何か変更したいことがあった場合は、
工期が長くなり費用もその分かさみます。
こと狭小住宅においては、周辺住民に工事が与える影響も大変多いのです。

近所の人に迷惑をかけないためにも、できるだけ工事のことは
事細かくシミュレーション
しておきましょう。
そして、できるだけ家を建てる前にイメージをふくらましておき、
後で変更することのないようにしましょう。

いざマイホームへ!引っ越しす際に注意すること

いろいろと狭小住宅を建てるには、注意しなければならないことがあります。
騒音の問題や設備の問題や道路の問題です。
しかし、いざ建設してしまうとマイホームへの愛着がわいてしまい
ついつい引っ越しの問題点を先送りにしがちです。

狭小住宅によくみられる問題点が、引っ越しの際に
家具や大型の家電製品などが家の中に持ち運べない
ことです。

通常であれば、玄関のドアを通らなかった大型家具や大型の家電製品は、
クレーン車で窓から釣り上げます。
しかしながら狭小住宅は、窓も隣の家と近すぎてクレーンで運ぶことができなくなります。

狭小住宅を設計するときは、あらかじめ家の家具などを入れられるように
玄関のドアを設計すると良いでしょう。
狭小住宅には大型の家具がほとんど入りませんが、
作り付けの収納やウォークインクローゼットを使って、
家具をあまり使わない暮らしも人気になっていますよ!

狭小住宅ができていざ引っ越しをするとき、
引っ越しのトラックが停まるスペースがない場合もあります。

そうすると遠くの駐車場に止めて手作業で荷物を運んでくることとなり、
引っ越しの人出と時間が余計にかかります。
そうすると引っ越し費用も積み重なってきます。

同じお金をかけるのであれば、引っ越しなどはシンプルにして、
これから長く使う設備などにお金を使いたいですね!
新居に持っていく荷物は厳選して引っ越しにも気を配りましょう!

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